2. 測量

“誤差が大きい?高精度だよ。ポールの傾きがよく出ている“


測量の前に…:その機材、電波法に適合していますか

  • 電波法への準拠
  • 技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)がない機器を使用すると違法になるおそれがある
    • 例)海外製(個人輸入、業者が少量を輸入)
    • 例)最新の機器(技適申請が完了していないかもしれない)

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  • 同社の新製品Reach RS+, Reach M+は技適申請が完了していない
    • 国内で使用すると違法。一年以下の懲役又は百万円以下の罰金(電波法第110条)

L1-DGNSSとRTKLIBによるPPK解析:測量

測量(現地作業)

  1. 取得する測位衛星システムと頻度の設定
    • 標準は、GPS, GLONASS, QZSS, 5 Hz
    • 移動体の場合、頻度を上げると小さい動きも再現できる(かも)
      • 10 m/sで飛行するUAVの場合、5 Hzでは2mごとの計測となる
      • 取得する測位衛星システムの種類や頻度を上げるとデータ量が増える
      • BeiDou(中国)は日本上空の飛来数が多いが、電子基準点で取得していない
  2. Baseの設置、観測開始
    • Baseの最短観測時間の目安:電子基準点からの基線長(km)×10分(最短45分)
    • 通常、Rover観測作業中に十分に長い時間の観測が可能
  3. 測量地点にRoverを設置し、観測を開始
    • Roverの観測時間:3分~
    • 開空率が低い、基線長が長い、薄い植生の遮蔽、GDOPが高い場合は時間を延長
  4. Baseの観測終了

Base/Roverの設置と観測の一般的な注意事項

  • Base
    • 開空率が高く、揺れず、出入りがない場所

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  • Rover
    • バイポッドは風向きに正対して設置する
    • 風が強い日はポールに手を添えておく

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Roverの設置と観測

Roverの設置と観測(EMLID Reach RS/RTKでの操作例)

  1. 測量地点にRoverを設置(可能な限り、厳密に垂直に)
    • 2 mのポールが20分(0.33度)傾いた場合、水平方向に1.3 cmの誤差が生じる
    • 精密かつキャリブレーションされたポールを使用する
    • 設置は慎重、丁寧に!!
    • 気泡管を斜め上から見ているようではNG
  2. 観測を開始(Raw dataを”on”)
    • 風による転倒、揺れを警戒
  3. 写真撮影
    • 計測環境の遠景写真(複数)
    • 計測地点の近接写真
  4. 観測を終了(Raw dataを”off”)

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